福利厚生で健康管理!従業員の健康管理は企業の重要課題

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定期健康診断の実施
健康経営に取り組む際、最初にすべきことは定期健康診断を実施し、社員の健康状態を把握することです。
中には定期健康診断を受けない社員がいるかもしれませんが、そのような場合は定期健康診断を受診することは義務であることを伝え、受診を促します。
健康診断の結果、異常の所見があった場合、事業所は産業医等の意見を聞き、必要であれば作業環境や作業内容を改善しなければなりません。
そして、有所見者に再検査や精密検査の受診を促すことも必要です。
社員の健診結果から病気のリスクを確認し、社内環境の改善や健康づくりプランの実施を行います。
メンタルヘルス対策
近年、メンタルヘルス不調者の増加もあり、社員のメンタルヘルス対策が重要視されています。
2015年12月から、従業員数50名以上の事業所では年に1度のストレスチェックの実施が義務付けられています。
このストレスチェックの結果をもとに、作業環境や作業内容、労働時間の見直しや、場合によっては面談を行うなどの対応を行います。
また、社内に相談窓口を設置し、いつでもメンタルヘルス相談ができるような体制づくりも必要とされます。
福利厚生の事例
・リフレッシュルームの設置
社内にリフレッシュルームを設置し、社員は専門のマッサージ師によるマッサージを受けることができます。
マッサージにより肩こりや腰痛の解消し、気分がリフレッシュするため仕事の効率アップが期待できます。
・水素水サーバーの設置
健康やアンチエイジング効果のある水素水サーバーを設置することで、社員は好きなときに水素水を飲むことができ、健康増進につながります。
社内でバランスのとれた食生活をサポート!
社員食堂の設置
栄養バランスのとれた食生活は健康づくりに欠かせないものですが、独身の方などはコンビニ弁当やインスタント食品などで済ませる方も多く見られます。
そのような食事を続けていると生活習慣病のリスクが高まり、健康を害してしまいます。
そこで、社員食堂で健康に配慮した食事を提供することで、社員の健康づくりをサポートしている企業が増えています。
カロリーを抑えたヘルシーなメニューを増やす、栄養バランスがとれた定食やセットメニューの提供、健康的な食事に関する情報の提供など、さまざまな工夫がこらされています。
福利厚生の事例
・朝食の提供
毎日でなくても週に1~2度くらい、パンやフルーツなどを提供しています。
これによって社員が早めに出勤するようになり、社員同士のコミュニケーションが生まれます。
また、朝食を摂ることで、一日を活動的に過ごすことができます。
・野菜の宅配
料理しなくてもそのまま食べられる野菜を宅配し、オフィスに設置した冷蔵庫にストックしておくシステム。
社員は好きなときに食べることができ、野菜不足を手軽に補うことができます。
体力作りは楽しみながら行うのがベスト!
スポーツ大会・運動会の実施
各種スポーツ大会や運動会は従業員同士の親睦を深め、健康増進を図ることができます。
何よりも楽しみながら運動ができるため、運動が苦手という方でも参加しやすいのがメリットです。
スポーツ系サークルの支援
体力測定の実施
福利厚生の事例
無料のヨガ・ストレッチレッスン
週に1度、インストラクターによるヨガレッスンやストレッチレッスンを無料で受けられるというものです。
ヨガやストレッチによって、デスクワークで凝り固まった体をほぐし、血液の循環をよくすることができます。
歩数計の配布
社員に歩数計を配布し、ウォーキングや歩数イベントなどに活用して体力増進を図ります。
企業が社員の健康管理に積極的に取り組むことは、労働生産性の向上や企業のイメージアップなど企業にとってもメリットが多いのです。
それぞれの企業の状況によってどのような方法が有効かも違ってくるので、従業員の意見も取り入れながら実践する必要があります。
その際には、健康経営銘柄に選ばれた企業の実践内容も参考になるかと思います。